【活動レポート】『予防接種について未来先生に聞いてみようmoyai』

2018年11月15日開催
『予防接種について未来先生に聞いてみようmoyai』

今回の活動レポートは、参加されたmoyai仲間・仁村さんがご協力くださいました。ありがとうございました♪

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わたしは、予防接種を打たせていない派です。
でも、流行病や予防接種のニュースや話題を耳にするたび、
未接種がために、大切な娘が重篤な症状に陥ってしまったら……。
そんな不安が頭をかすめます。

みらい先生のワクチントークを拝聴したいと思ったのは、
「打たせていない」という現在の選択を再度考えるためです。
と言えば聞こえがよいですが、
ノーワクチンという選択に不安がないと言えばウソになる。だから。

今回、みらい先生のお話をうかがえて本当によかった。
みらい先生は「医者である私も、予防接種の存在で安心を得ている」「わたしは、ワクチンは必要だと思っています」とされつつ、
きちんと勉強をするならば、打たない選択を頭から否定するつもりはない、とお話しされました。

わたしがノーワクチンを選択している理由のひとつに、同時接種への不安がありました。
いまの予防接種は、定期接種8種、任意接種をあわせたら15種もあり、
同時に6種ものワクチンを打つこともあるようです。
数種のワクチンを同時に打った後、仮に副反応が出としたら、
どのワクチンに反応したのかわかるのだろうか? 
この疑問に関し、おふたりの小児科医に質問する機会がありました。
返答は揃って
「わからないんですよね。でもスケジュール上、同時接種をおすすめしています」。
スケジュール通りにこなしていくことが重要なのでしょうか。

ほとんどの小児科が同時接種を採用するなか、
みらい先生のクリニックでは、一種類ずつの接種でスケジュールを組んでくださるという。
上記の質問の相手がみらい先生だったら、わたしの選択は変わっていたかもしれません。
みらい先生は日赤の救急にいらした医師で、発症してすぐに亡くなってしまう子どもたちを見送ってきた経験から、「予防接種をすることで助かる命がある。救えなかったことが悔しい」と涙ながらにお話しをされ、同時に、「そのような現場にいた医師としての話」とご自分のお話を表現されていたのが印象的でした。
もし自分が町の小児科でしか診療していない医師だったなら、ここまで必要性を訴えることもなかったかもしれないと。

予防接種のワクチンに関しても、ほかのこと同様、
立場や経験、そこから得る価値観によって、正解は変わる。
これは、医師だけでなく、接種を受けるわたしたちにも言えることです。

例えば、
MR(麻しん風疹)だけは接種させておくべきか、と考えることもありました。
これは、わたしの子どもは娘で、将来の妊娠の可能性があるからです。
男の子だったら、考え方はまた違うと思います。

また、畜産業が盛んな熊本は、蚊が媒介となる日本脳炎の発症が他県より多いそうです。
そのような県に住んでいること、もっと言えば、わたしがもし畜産業従事者であれば、
日本脳炎ワクチンは接種すべきと考えるかもしれません。

打つことがよしで、打たないことが悪し、ではない。
大切なのは、予防接種の対象期間が過ぎても、立ち止まり、振り返り、
いまの娘に必要か、娘の未来には必要になってくるのか、を考え続けること。
みらい先生のお話はそう考えさせてくださいました。

この先、娘が留学をしたいとか、医療従事者になる夢を抱くなど、
必要であると結論が出れば、打つ日が来ないとは言えないし、
その反対で、絶対に打たせたくないと硬い決心をする日が来ないとも言えません。
だからわたしは、反対、肯定のいずれでもなく、いまは「打たせていない」。
自分の選択に自信が持てたこと、信頼できる医師に出会えたこと、
このたびの機会に改めて感謝いたします。ありがとうございました!

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